つなしま洋一

県議2年目・諸課題への取り組み

二期目の県議会議員として、地元・綾瀬市に関連する事と神奈川県が掲げる施策につきまして、県民の皆さまのより良い暮らしのため、地域発展のためにしっかりと取り組みます。

綾瀬スマートインターチェンジ
私は県に対し、利便性と経済効果の向上のため(仮称)綾瀬スマートインターチェンジの令和2年度上半期の開通を強く要望し続けておりますが、併せて開通に関連する区画整理関連の都市計画道路整備や幹線道路網の整備、交差点改良等の周辺道路渋滞緩和対策、歩道整備や電線類地中化等の歩行者安全対策に係る整備等、周辺道路の安全と円滑な交通の流れのための整備推進にしっかり取り組みます。
 
地域振興施設「道の駅」について
市は(仮称)綾瀬スマートインターチェンジを活用し、地場産業である農畜産業を軸とする地域振興施設を「道の駅」として設置計画を進めています。この事業を円滑に推進するためには県の支援や協力が必要不可欠です。県は「道の駅」が市の重要地域振興拠点としての役割を担い、かつ周辺地域活性化に繋がると期待しており、「道の駅」実現に向けて県と市がしっかり連携するよう取り組みます。
 
引地川における総合治水対策について
県では引地川における総合治水対策として、流下能力向上のための河川改修や河道整備等の河川対策、流域の保水機能維持等の流域対策、水防管理体制の強化等の被害軽減対策によって水災害防止と被害軽減を行っています。さらに、引地川での洪水被害を防ぐことを目的に、総合治水対策の一環として平成18年度から下土棚遊水地整備を進めており、引き続き整備計画を推進いたします。
 
暮らしやすく魅力あるまちづくりについて
誰もが安心して暮らしやすく、魅力があふれるまちづくりのために、
・災害時における即応体制の強化と、広域応援体制の連携強化等の災害対策の推進
・犯罪のない地域社会づくり等の防犯対策を推進し、変化する社会情勢にしっかりと対応した安全・安心の確保を推進
・持続可能な都市づくりや緑豊かな自然環境の保全と、循環型社会形成の資源循環と適正な処理推進による次世代に伝え引き継ぐまちづくり
・県と市の力と地域資源を生かした魅力ある商業・工業・農業振興や、企業誘致等による産業集 積の促進
・子育てを支える社会環境整備や、高齢者や障がいのある人の保健福祉の充実
・地域における医療提供体制の確保及び人材の育成・確保・定着の推進
・多様な主体による協働推進と時代や社会の変化に対応した多彩な教育活動推進
等に一生懸命取組んでまいります。
 
神奈川県の重点施策について
神奈川県では超高齢社会への備えや、東日本大震災の教訓を生かした防災対策強化等のさまざまな課題に対し、県の総合計画「かながわグランドデザイン(県政運営の総合的・基本的指針として、神奈川の将来のあるべきすがたを描き、それに向けて県がどのような政策を展開するのかを県民の皆さまにお示しするもの)」の基本構想及び実施計画を平成24年にとりまとめ、対応を着実に進めてきました。
基本構想では2025(令和7)年を目標年次に、県民の皆さまが生きている喜びを実感し生まれてよかった、長生きしてよかったと思えること、人やものを引きつけるマグネットの力を持ち、住んでみたい、何度も訪れてみたいと思う魅力にあふれていることを「いのち輝くマグネット神奈川」として実現することを基本理念とし、神奈川の将来像:
・行ってみたい、住んでみたい、人を引きつける魅力あふれる神奈川
・いのちが輝き、誰もが元気で長生きできる神奈川
・県民総力戦で創る神奈川
や、政策基本方向
・政策展開の基本的視点
・政策分野別の基本方向
・地域づくりの基本方向
をまとめました。

2019年4月には、2019~2022年度に取組む政策を示した「かながわグランドデザイン第3期実施計画素案」が発表されました。
<かながわグランドデザイン第3期実施計画素案 プロジェクト編>
県の重点施策を分野横断的にまとめ、ねらいや具体的な取組みなどを示し、政策のまとまりごとに5つの柱:
柱1:健康長寿(未病を改善し健康長寿の神奈川)〜未病を改善し、誰もが笑っていきいきと暮らし、 健康で長生きできる神奈川を実現
柱2:経済のエンジン(経済のエンジンによる活力あふれる神奈川)〜技術革新やグローバル化に積極的に対応するとともに、 国家戦略特区制度等を活用して経済のエンジンを回し、活力あふれる神奈川を実現
柱3:安全・安心(安全で安心して暮らせる神奈川)〜大規模地震等の自然災害、犯罪や交通事故などへの対策をより一層強化し、県民の皆さまのいのちを守り、安全で安心して暮らすことのできる神奈川を実現
柱4:ひとのチカラ(ひとのチカラを最大限に生かす神奈川)〜年齢や性別にかかわらず誰もが自らのチカラを発揮し、お一人おひとりが輝いて心豊かに躍動する神奈川を実現
柱5:まちづくり(地域の個性が輝き魅力あふれる神奈川)〜地域の個性が輝き、人を引きつけ、次世代に引き継げる魅力にあふれた神奈川を実現を立てました。

そして、この5つの柱に23のプロジェクトを位置づけました。
柱1:健康長寿(未病を改善し健康長寿の神奈川)
(1)未病 「いくつになっても笑いがあふれ元気に生き生きとくらせる神奈川」
(2)医療 「最先端医療・最新技術の追求と安心できる地域医療の充実」
(3)高齢者 「高齢者が安心して、元気に、生き生きとくらせる神奈川をめざす」
(4)障がい児・者 「誰もがその人らしくくらせる地域社会の実現に向けて」
柱2:経済のエンジン(経済のエンジンによる活力あふれる神奈川)
(5)エネルギー 「かながわスマートエネルギー計画の推進」
(6)産業振興 「明日の県内経済を担う産業づくり」
(7)観光 「観光立県かながわの実現をめざして」
(8)農林水産 「農林水産業の活性化による地産地消の推進」
柱3:安全・安心(安全で安心して暮らせる神奈川)
(9)減災 「災害に強いかながわ」
(10)治安 「犯罪や事故のない安全で安心なまちづくり」
(11)安心 「日常生活における安心の実現」
柱4:ひとのチカラ(ひとのチカラを最大限に生かす神奈川)
(12)男女共同参 「誰もがお互いを尊重し、共に参画し活躍できる社会づくり」
(13)子ども・青少年 「子ども・青少年が健やかに成長できるかながわをめざして」
(14)学び・教育 「生涯を通じたかながわの人づくり」
(15)文化芸術 「文化芸術の魅力で人を引きつけ、心豊かで活力ある地域の実現」
(16)スポーツ 「誰もが生涯にわたりスポーツに親しめる社会の実現」
(17)雇用 「一人ひとりが輝きながら働ける神奈川」
柱5:まちづくり(地域の個性が輝き魅力あふれる神奈川)
(18)地域活性化 「地域資源を生かした地域活性化をめざして」
(19)多文化共生 「多文化共生の地域社会づくり」
(20)協働連携 「NPOなど多様な主体による協働型社会の実現」
(21)自然 「多様な生物を育む自然環境の保全と活用」
(22)環境 「次世代につなぐ、いのち輝く環境づくり」
(23)都市基盤 「次世代に引き継げる持続可能な県土の形成をめざして」

<かながわグランドデザイン第3期実施計画素案 主要施策・計画推進編> ①主要施策は、プロジェクトで取り組むものも含め、県が着実に実施していく施策・事業を体系化することにより、県の政策全体像を総合的・包括的に示したものです。基本構想の政策基本方向に沿って、7つの政策分野別に体系化した政策分野別体系
 1:エネルギー・環境
 2:安全・安心
 3:産業・労働
 4:健康・福祉
 5:教育・子育て
 6:県民生活
 7:県土・まちづくり
と、施策事業のうち各地域で展開するものを5つの地域政策圏別に体系化した地域別体系
 1:川崎・横浜地域圏(川崎・横浜各市域及びその周辺地域)
 2:三浦半島地域圏(横須賀・鎌倉・逗子・三浦各市域、葉山町域及びその周辺地域)
 3:県央地域圏(相模原・厚木・大和・蛯名・座間・綾瀬各市域、愛川町域、清川村域及びその周辺地域)
 4:湘南地域圏(平塚・藤沢・茅ケ崎・秦野・伊勢原各市域、寒川・大磯・二宮各町域及びその周辺地域)
 5:県西地域圏(小田原・南足柄各市域、中井・大井・松田・山北・開成・箱根・真鶴・湯河原各町域及びその周辺地域)
を示しています。

②計画推進は、計画を着実に推進して進行管理を行っていくため、実施計画に示した施策の実施状況について政策評価を行い、その評価に基づき政策運営の改善を図る政策マネジメント・サイクルを確立し効率的・効果的な政策運営を行うこととしています。超高齢社会や人口減少社会への対応等非常に大きな課題を乗り越えるために、重点施策を分野横断的にとりまとめたプロジェクトをさらに複合的に実施する取り組みは、神奈川の戦略としてまとめました。
 
未病の改善
人生100歳時代を迎える中、子どもから高齢者まで県民の皆さまお一人おひとりが、笑顔で健康的にいきいきと暮らせる社会を実現するためには、「食」「運動」「社会参加」の3つを要素とする未病改善の取り組みが重要です。人の心と体の状態は、「ここまでが健康、ここからが病気」と明確に区別できるものではありません。健康と病気の間を行ったり来たり、日々連続的に変化しています。この変化している過程を「未病」と言います。 全世代が未病を自分のこととして考え、日々の生活習慣改善等によって心身をより健康な状態に近づけていくことが「未病改善」であり、人生100歳時代に向けた「スマイルエイジング」の実現を目指す取り組みを進めています。
 
ヘルスケア・ニューフロンティア推進
「ヘルスケア・ニューフロンティア政策」とは、超高齢社会の到来という急激な社会変化を乗り越え、誰もが健康で長生きできる社会を目指す新たな政策です。神奈川県は全国でも1・2を争う圧倒的な速度で高齢化が進んでおり、かつて経験したことのない社会構造の変化に伴い、現役世代が高齢者を支える現行の社会システムでは立ち行かなくなることが想定されます。県ではこうした課題に対し、「未病の改善」「最先端医療・最新技術の追求」という2つのアプローチによって解決する「ヘルスケア・ニューフロンティア政策」を推進しています。
 
さがみロボット産業特区
人口減少や超高齢社会を迎えつつある今、 県民の皆さまが直面するさまざまな課題に対応していくために、「さがみロボット産業特区」では生活支援ロボット実用化及び普及を推進しています。 日本が誇る先端技術を結集し、皆さまの夢を実現できるロボットを作り、そのロボットが実際に活躍して皆さまの暮らしを支える、安全・安心な社会を実感できるような取り組みを進めています。
 
ともに生きる社会かながわ憲章
誰もがその人らしく暮らすことのできる地域社会実現や、ともに生きる社会の実現をめざし、「ともに生きる社会かながわ憲章」を定めています。
・私たちは、あたたかい心をもって、すべての人のいのちを大切にします
・私たちは、誰もがその人らしく暮らすことのできる地域社会を実現します
・私たちは、障がい者の社会への参加を妨げるあらゆる壁、いかなる偏見や差別も排除します
・私たちは、この憲章の実現に向けて、県民総ぐるみで取り組みます。
 
かながわスマートエネルギー計画
「かながわスマートエネルギー計画」の基本理念は、かながわスマートエネルギー構想で掲げた次の3つの原則、
・原子力に過度に依存しない
・環境に配慮する
・地産地消を推進する
を踏襲し、再生可能エネルギー等の更なる普及拡大、エネルギー利用効率化、ガスコージェネレーション、燃料電池や蓄電池等のエネルギー高度利用技術及び情報通信技術(ICT)の積極的活用により、地域における自立的エネルギー需給調整を図る分散型エネルギーシステムを構築し、災害に強く環境負荷の小さい地域づくりを推進するとともに、エネルギー安定供給と関連産業振興を図り、県経済発展と県民生活安定につなげます。
 
マグカル(マグネット・カルチャー)推進
県は文化芸術の魅力で人々を引きつけ、地域のにぎわいをつくり出す、マグネット・カルチャー略して「マグカル」の取り組みを推進しています。さらに、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を契機として、市町村や関係団体と連携しながら神奈川の文化プログラムを推進しています。
 
かながわのSDGs(持続可能な開発目標)への取り組み
SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)とは、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。 国は全国でSDGs達成に向けた優れた取組を行う29自治体をSDGs未来都市として選定し、そのうち特に先導的な10の取り組みを自治体SDGsモデル事業に選定し、本県はSDGs未来都市及び自治体SDGsモデル事業の両方に選定されました。 SDGs未来都市に選定された都市は、国とも連携しながら、SDGs推進の取組を具体化した3年間の「SDGs未来都市計画」を策定することとされています。2018年8月、2030年のあるべき姿とその実現に向けた2018年度から2020年度までの取組を明らかにした「神奈川県SDGs未来都市計画」を策定しました。「いのち輝くマグネット神奈川」の実現に向けて、経済面、社会面、環境面それぞれの取組を一層強化するとともに、三側面をつなぐ統合的取組として「SDGs社会的インパクト評価実証プロジェクト」に取り組み、SDGsの目標達成を目指します。
 
県西地域活性化プロジェクト
心身の状態を健やかに保ち続けるには、普段の食事や運動・休息などの習慣が大切です。豊富な地域資源を持つ県西地域(小田原市、南足柄市、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町、箱根町、真鶴町、湯河原町のエリア)には、未病を改善する「食」・「運動」・「癒し」のスポットが豊富にあります。未病を改善するということは、病気になってから対処するのではなく、普段の生活において心身を整え、健康な状態に近づけることです。 県ではこの県西地域を未病の戦略的エリアに位置づけ、未病の改善をキーワードに、地域食材を活かした薬膳料理や、自然の中で行うアクティビティ、心身を癒やす森林浴や温泉等、各地域の魅力をつなげて新たな価値を創出し、地域の活力を生み出すための「県西地域活性化プロジェクト」を推進しています。
 
東京2020オリンピック・パラリンピック
「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会(2020年7月24日~8月9日・8月25日~9月6日)」において神奈川県内では、下記の競技が開催されます。
・7/26(日)~8/5(水) オリンピック セーリング競技 <江の島ヨットハーバー>
・7/30(木)~8/6(木)、8(土)
オリンピック 野球及びソフトボール競技 <横浜スタジアム>
・7/23(木)、26(日)、28(火)、29(水)、31(金)、8/1(土)、3(月)、8(土)
オリンピック サッカー競技 <横浜国際総合競技場>
・7/25(土)、26(日)
オリンピック 自転車競技のロードレースコース <相模原市と山北町を通過>
※スタート:武蔵野の森公園(東京都)→ゴール:富士スピードウェイ(静岡県)
 
ラグビーワールドカップ2019
「ラグビーワールドカップ2019(2019年9月20日~11月2日)」では、横浜国際総合競技場でラグビー競技が開催され、期間中には準決勝戦と決勝戦を含む7試合がおこなわれます。
・9/21(土) プール戦 ニュージーランド 対 南アフリカ
・9/22(日) プール戦 アイルランド 対 スコットランド
・10/12(土) プール戦 イングランド 対 フランス
・10/13(日) プール戦日本 対 スコットランド
・10/26(土) 準決勝戦 準々決勝第1勝者 対 準々決勝第2勝者
・10/27(日) 準決勝戦 準々決勝第3勝者 対 準々決勝第4勝者
・11/ 2(土) 決勝戦
 

<< 前のページに戻る